2015.11.12〜18 九州開聞岳登山と百名城ツー

そもそも事の起こりは、ツー友から神戸〜宮崎フェリーが安価で利用でるとの情報を頂いたことです。
バイクで宮崎往復が何と8000円。
税込みです。宮崎で使える商品券1000円付です。バイクは大型OKです。
安いと思いません?激安です。
即刻、申し込みました。10日前に申し込まないといけないのはまあ、我慢のしどころです。
で、結果として5日のツーの内、3日が雨模様でしたが・・。
今回の目標は、日頃から思ってた九州内日本百名城の制覇と開聞岳登山の達成です。
以下、概略レポートです。

行 程 宿泊 走行 天候
12 自宅→神戸 19:10出航 フェリー 55km 晴れ
13 宮崎→大分府内城→山国YH YH山国屋 270km どしゃ降り
14 中津城→筑前大野城→福岡城→平戸 平戸YH 240km 降ったり止んだり
15 佐賀城→人吉城→鹿児島 鹿児島BH 340km 晴れor曇り
16 開聞岳→鹿児島城→鹿児島 鹿児島BH 120km 晴れor曇り
17 飫肥城→宮崎 フェリー 60km しとしと雨
18 神戸港7:30着→自宅 曇りorしとしと雨

宮崎カーフェリー
「宮崎ひなたツアー」と言う商品で、11月30日までの予約だそうです。
バイク込みで往復8000円です。安かったーーー。
フェリーは大きな船ですが、どうだろ・・、新日本海フェリーの北海道の船よりは気持ち小さい様な・・。しかも、神戸から四国の南、太平洋を走るので、大きな周期で揺れます。じっと立ってるのが難しい位。
お風呂もあるし、夕食は1380円のバイキングだし、朝食は500円で食べれるし(僕はどっちも食べてません)売店もあるし・・、設備はイイと思います。トラックは多いですが、バイクは往復共、僕独り。2等船室はごろ寝ですが、ガラガラ。快適でした。
このフェリーのイイところは、夕方神戸を立って、翌朝に宮崎に到着することです。1泊分まるまる得する様で、着いたら直ぐに行動できます。新日本海フェリーの北海道行きの様に、夜に到着されると途端に何処か泊まるとこを確保しなくっちゃあいけません。これはまずいです。


大分府内城
お城って、大きく分けると平城と山城に分けられるのですが、平城の殆どは、県庁所在地みたいな大きな町の真ん中にあることが多いのですが、大分府内城もこのタイプ。
雨の中、一通り見て回りました。あまり大きなお城でもなく、感動はありませんでした。


YH山国屋、ビジネスホテル アトリエ(鹿児島)
僕は、ツーリングの時、ユースホステルに泊まることが多いのですが、どちらかと言うと「仕方なく」って感じです。あっちに行ったらあのユースに泊まろうと積極的に思うのは、礼文島の「桃岩荘ユース」位でしょうか。独りツーでは民宿は相手にしてもらえないし、ビジネスホテルの安い所が探し難いと言うのが主な理由です。ところが、最近ちょっとイイ方法を見つけました。楽天のホテル検索案内(正式名称は、今、分からないです。)です。電話で、希望の場所と金額等を言うと、ホテルを予約してくれるのです。紹介ではないです。
今回も、鹿児島近辺でなるべく安いとこってお願いすると、天文館の直ぐ近くで、1泊2990円のビジネスホテルを予約してくれました。安いです。充分です。
これは、使えると思ってます。これから積極的に使って行こうと思ってます。
ユースホステルのお話に戻って、今回YH山国屋さんですが、宿泊に4000円、夕食に1000円強お支払いしました。まあ、個室ではありましたが、ビジネスホテルと比べるとやはり疑問が残る内容でした。
まあ、ビジネスホテルが安過ぎるのかな?


中津城
小さなお城ですが、とても美しいお城でした。それに、僕の大好きな黒田官兵衛(如水)のお城です。
朝、早くて天主には登れませんでしたが、まあ、鉄筋のお城に登っても仕方が無いです。
日本百名城ではありませんが、ここは、前から来たかったお城でしたので、満足です。


筑前大野城
筑前大野城に越前大野城。一字違いで別のお城です。
全然知識が無く行きましたので、あれー??って感じでした。似た様なお城は、岡山の鬼ノ城でしょうか。
西暦66x年築城で、朝鮮からの大宰府防衛を目的とした古代の山城です。
でも1400年も前の石垣なんかが残ってて、結構面白いです。一山全てがお城なので、とても今回の短時間では見つくせませんでした。今度、ゆっくりと1日かけて見に行きたいですね。
百間石垣が良かったです。


福岡城
平城ですが、中位の大きさでしょうか。特に良かったのは、多聞櫓(やぐら)です。なかなかこれに類する建物を見たことが無いです。それに、黒田官兵衛のお城でもあるし・・。
あとは普通。


平戸城
以前に行ったことがあるとは思っていたのですが、記憶が曖昧だったので、念のために来ました。
特に特筆することはありません。入場料510円は高いです。それに、百名城となっていること自体も疑問を感じます。中津城とどっちがイイのか・・。選定基準に疑問が残ります。


佐賀城
平城です。本丸歴史館と言う建物が再建されていました。木造で、昔の本丸を正確に復元した様で、なかなか見応えがあります。時間か早くて、中には入れませんでした。後は、普通。


国道219号
今回は、ナビに逆らわず、何も考えずに走ってましたが、熊本県の八代から人吉に抜ける道で、国道219号を走りました。これが、非常に気持ちイイ道でしたので、紹介しておきます。私の好きな道は、@良く整備されてガタガタ道ではない(継ぎ当てばかりの道は嫌い)、A交通量が少なく、貸切状態、B信号が少ない、C適当にワインディングしている。と、贅沢な要求なのですが、この国道219号は、正にこんな道なのです。しかも、多分30km以上もこんな状態で、そのまま人吉市に出てしまうのです。大変気持ち良く走れました。

人吉城
平城ですが、背景の小高い丘に石垣を築き、なかなか立派なお城です。ここも、以前来たのは覚えているのですが、お城にまで登った記憶が曖昧で、再度来ました。で、思い出しました。来てました。
なかなかにイイ雰囲気のお城です。
今回のツーでは、雨の影響もあり、殆ど写真も撮らずに走ってましたが、ここで写した写真を1枚だけ紹介させて下さい。


開聞岳
始めて登ります。登山口は標高120m程、頂上は924m。ちょうどイイ感じの登山です。ただ、この日は晴れていたのですが、山頂のみ雲に覆われていました。従って、登ったはイイのですが、一面雲の中でした。
この雲が無いと、桜島や、熊本方面も、さぞ見晴らしが良かったのではないかと残念でした。
開聞岳の登山は予定していたのですが、登山のパンツは持って行くのを忘れ、ツーリングのパンツで登ることになり、足に汗いっぱい状態でした。
登山後、開聞岳をバイクで一周しましたが、これは、開聞岳の裏に狭いトンネルがあるのでここを走りたかったからです。なかなかスリリングなトンネルでした。
車では行かない方が良いです。対向車があるとずーっとバックする羽目になります。


鹿児島城
ちょっと迷いました。鹿児島城と言うのは正式な言い方では無く、「鶴丸城」と言います。これも事前の勉強無しに行ったので、ちょっと意外な状態でした。残っているのは石垣だけなのですが、なかなかにスゴイです。今、発掘調査中で、日頃見れない状態の石垣を見ることが出来ました。大きく、かっちりとした石垣です。石と石の間に指も入らない位、ピチーっと石を成型して組んでる石垣です。これは、次の飫肥城にも共通してましたので、鹿児島の県民性かも知れません。きっちりとした大きく立派な石垣に圧倒されました。
なかなか良かったです。
裏山に城山展望台がありますが、桜島を見るなら、ここが一番良いのではないでしょうか・・。


飫肥(おび)城
平城です。お城と街中にある記念館等を併せ、7箇所を見れる共通券が610円で販売していたのですが、それに街中の40箇所で提供される食べ物を5箇所選んで頂ける券が付いた1100円の券を購入しました。
石垣が立派です。雄大です、きれいです。それに天主台とか二の丸とかに杉の大木が林立しており、苔蒸していることもあり、パワースポットの様な日本的で落ち着く空間になっています。こんな雰囲気、大好きです。
で、街中の5箇所のグルメですが、厚焼き玉子一口、飫肥天(すり身のてんぷら)、桜餅、ケーキ、アイスクリームを頂きました・・。が、まあ、試食品レベルです。1つ100円程度になるのですが、ちょっとお高い価格設定だと思います。100円とは言え、お金を払っているので、もうちょっと味わえる様に考えて頂きたいと思いました。
でも、飫肥の町は、武家屋敷の町並みもきれいで、好感の持てる町でした、小さな萩って感じです。

最後に・・。
九州内を5日で一周したのですが、内1日はどしゃ降り、2日は振ったり止んだりで、あまり天候には恵まれませんでした。でも、開聞岳登山の日は晴れてたし、懸案の九州百名城は制覇できたし、一応目的は達成して満足でした。
それと、鹿児島では天文館むじゃきの「白熊」も頂きました。「白熊」は相変わらず美味しいです。カキ氷の王様です。カキ氷マニアのことを「ゴウラー」と言うらしいのですが、天文館むじゃきでは誰でもみんなゴウラーになりますよ。11月の中旬にお客さんはみんな大きなカキ氷を食べてます。
宮崎カーフェリーの今回のツアー(バイク込み8000円)は、本当に素晴らしい企画で、今後も継続して頂ければ、また行きたいと思います。ヨロピク・・・。

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