ナビ CN-G510D

私、もうナビ無しでロングツーリングに出るのは無理です。昔、ナビが無かった時には、事前に地図を調べて、目的地周辺の地図を印刷して、尚且つ紙の地図を持って出かけてたのが信じられないです。
このナビは、最初のバイクのナビから、3代目になります。
この前(2代目)のGORILLA NV-SB510DTがあまりにも使い勝手が良かったので、今回も少しお高いのですが、GORILLAにしようと、最新のこの機種にしましたが、残念な結果になりました。
もちろん、イイ所もありますが、どちらかと言うと腹立たしいことが多すぎるので、以下、先代のGORILLAと比較しながら、残念な感想を整理します。

GORILLAの三洋は、Panasonicに吸収されて、GORILLAシリーズはどうなるのか心配だったのですが、PanasonicのStradaは以前車で使ってて、最悪だったので、まさか高評価のGORILLAが無くなり、Stradaが生き残ることは無いだろうと思ってました。
で、最新の機種は・・・、微妙・・。機番f、NV-5xxxでは無く、CN-G5xxとStradaの機番を引き継いで、愛称はGORILLAを名乗ってます。どう考えればイイの?
で、まあ、使ってみての感想ですネ。
ナビとしての道案内の精度は、時々遠回りさせられることもありますが、比較するものも無いので、ここではあまり触れません。

@ まずはバッテリーから・・・。前のGORILLAは、バイクから電源供給を外すと、電源オフになり、そのまま次に乗るまで放ったらかしでした。それで、バッテリーが無くなることも無かったです。新しいGORILLAはバイクの電源を外すと画面がオフになるので、前の調子でそのまま1週間程放ったらかしにすると、バッテリーが上がってしまいました。尚且つ、バッテリーが上がってる状態では、バイク電源に繋げても動作しません。何これ?1時間か2時間程、充電タイムが必要で、その間、ナビが使えません。訳が分かりません。
実は、裏にメインスイッチがあります。これをオフにしないと放電が防げないそうです。前のナビは、そんなメインスイッチなんて無かったし、バッテリーも上がらなかったヨ。新しいのに機能後退だ。メインスイッチオフを忘れたらツーリングは悲惨なものになります。
ちなみに、メインスイッチの入切の表示も、日本語になってるのはイイとして、刻印なので、色が分かりづらいし、また、これも小さい。老眼では、目を細めてやっと・・、何となく見える程度。裏なんだから、分かり易くしろ。Panasonicには、老眼の人は居ないのか??

A 画面表示の問題。上の写真の機番印刷の上辺りに、目的地までの距離と到着予定時刻が表示されます。この表示が小さい!文字の大きさは、多分その左の現在地住所と同じ大きさだと思いますが、半角の数字なので走行中はまず判読不可。まあ、私、もう老眼鏡を必要とする年代だからかも知れませんが、これを開発したチームには年配の方は居なかったのですか?地図に表示される文字は、設定でバカでかく出来るのに、一番大切な到着までの距離と時刻は小さいままかよ・・。これらの文字は、運転しながら、瞬間で見なきゃなんないものだって想像が働かないものかな?
ここだけでは無く、メニューの下の時刻も、白地に細い文字にしてわざわざ見にくくしてるし、ボタンOFFの下の3つ程あるマークなど、虫眼鏡が必要で、存在すら確認出来ません。
もうひとつ、地図の尺度(広域と詳細の間にあります。)これも小さくて走行中に見ることは不可能です。しかも、基準の長さを何故こんなに短くするのか訳が分かりません。この尺度は、地図上で、この幅の何倍位かを概略で割り出す基本なのですから、ある程度長い方が分かり易いのです。こんなに小さな尺度にする理由が分かりません。
そもそも、この広域・詳細のボタンは、上のボタンOFFで消せるのですが、尺度は常時表示するべきでしょ。それも、このボタンは大きくって地図にはジャマで初期値で消せる様になってるハズなのに、毎回必ず表示されてボタンOFFで消さなきゃなんない。どうなってるの?
画面の使い方で言うと、良く使うボタンをLANCHERって機能にしたのはイイし、位置もイイのですが、それに頭が回るなら、メニューボタンも左下端にくっつけて、地図の表示を少しでも広くしろよ。左下隅は無駄に遊んでます。
上記で、地図の文字がバカでかく出来ると書きましたが、国道・県道の何号線の表示は、大きくならないのですよ。これも大きくすべきでしょ・・。

B 新しいGORILLAは、GPSログ機能が付いてます。これは、記録する様に設定しておくと、20日間のGPSログが自動で収集されるってものです。但し、使い勝手が最悪です。まず、設定後20回ツーリングする出ると、21日目にGPSログ記録エリアが満杯で記録出来ませんってエラーが表示されます。これにYESって応えないとにっちもさっちも動きません。で、もちろんYESとしたら、そこからの記録は無しです。このナビには、記録エリアを循環再使用する機能は無いのです。
で、記録を再開するには、それまでの記録を消さなくてはいけません。その記録が必要なら、それをSDカードに移さないといけません。そのコピー又は移動も、消去も、20レコード分を1件ずつ、選んで、消去選択して、確認でOKすると言う操作をするのです。全部いっぺんにとかこれとこれと・・、なんて操作はできないのです。1件1件です。誰が作ったんだろうね。

C 目的地の記録ですが、先代に比較して、フォルダーで整理出来る様になったのは便利です。ただ、フォルダー作るなら、ネストをせめて2レベルは欲しかったです。例えば県別、カテゴリ別程度は誰でも要るでしょ。大阪府のグルメと観光とお城とか・・。

どう贔屓目に見ても、使い勝手は最悪です。私は、家のビデオもPanasonicのDIGAを使ってますが、その他の電化製品も含めてPanasonicの製品のソフトは最悪です。SONYなんかを見習って欲しいなーー。

次回、ナビを買い替える時は、もうPanasonicは買わないです。
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