2010.07.31

 
2010東北まつりツー

今年、まず日程が決まりました。
で、周りの人から「それって東北祭りの時期じゃん・・」と、
「東北まつりツー」が決まりました。
秋田竿燈・青森ねぶた・仙台七夕の3大まつりに、弘前ねぷたを加え、4つのお祭りを周ることにしました。
まあ、何とかなるだろう・・・と、ちょっと悲壮な出発になりました。

まず、行程です。全走行距離は、3,434km。

(各日のクリックでその日のページにジャンプします。)
行程 泊まり 走行距離
7月31日 大阪から高速で会津若松までビュ〜ン!!<喜多方ラーメン> 裏磐梯YH 724km
8月1日 五色沼 山寺 → 湯殿山神社 酒田BH 294km
2日 月山神社 → <稲庭うどん> 大曲YH 292km
3日 玉川温泉 → 角館 → 秋田竿燈 秋田BH 222km
4日 白神山地(十二湖、ミニ白神) → 弘前ねぷた祭り 弘前YH 221km
5日 八甲田山登山 → 奥入瀬渓谷 → 田代平湿原 → 青森ねぶた祭り 弘前YH 235km
6日 (移動日) → <牛タン> → 仙台七夕祭り 仙台YH 352km
7日 サン・ファン・バウティスタ号 → 蔵王 → 福島<餃子(満腹)> 福島YH 313km
8日 福島西ICからひたすら高速で帰阪 自宅 781km

京都南ICから1000円高速で会津坂下ICまで行きます。
帰りも福島西ICからほぼ同じルートです。

今回は、東北まつりの最中なので、事前に全ての宿を予約しました。こんなことは初めてです。
それと、相変わらず山登りを入れちゃいました。
予定では鳥海山に登るつもりが月山になりましたが、あとは八甲田山。山って好きなんです。


お気に入りの写真です。
写真のクリックで大きな写真が出ます。
山寺のひとこま。
あじさいがいっぱい、不思議な模様の岩をバックに咲いていました。
暑いのに蝉は、鳴いていません。
日本の新しい夏の風景かな?

月山の山頂近くになると、残雪があちこちにあります。
大きな、広い残雪では、夏スキーを楽しんでいる人達が居ました。こんな開放的ですがすがしい所でスキーなんて気持ちエエやろなー。

同じく月山の草原。
雲の切れ間で太陽が覗きます。
自然って色々な景色を見せてくれます。
見ていて飽きない。

ガスの中の日光キスゲ。
空が見えないことで、返ってすがすがしい空気感が感じられます。

お花畑でのひとこま。
私、花の名前は不得意で・・・。
結構、山には登るので、そろそろお花の名前くらし覚えないとね・・・。
山を歩いてて、お花の名前が分かったら、さぞかし楽しかろうとは思うのですが・・・。

小さな世界にも、寄り添って咲く植物の物語がある様な気がします。

花、一輪。

これは、デジタル一眼で、立ったまま、手持ちでの撮影なのですが、すごいと思いません?
私、10年程前までは、写真を趣味にしていたのですが、その頃の技術からすると考えられなくって・・・。
光学ブレ補正に、オートフォーカス・・。
この写真も、アップにしても全くブレてないです。
どアップより、この程度が好みですね。

がんばれ、花いちりん・・・・。

お花畑の風景。
残雪をバックに日光キスゲです。
日光キスゲは、間違ってないんでしょ?
空は、雲で真っ白になっちゃってますが、これで青空だったら文句ないのですが・・・。

これは、チングルマですか?
秋になると、あの、綿帽子みたいなのになるんだ・・・。
かわいいお花ですね。

あっそうか・・・。
お花の名前って、全部覚えようとするから大変で、山に登る予定が出来たら、その山のその季節に咲いてるお花の名前だけ覚えて行けばイイんだ・・・。
今回も、良く見たお花は、10種類もないもんね・・・。
これから、そうしようっと。

秋田竿燈を見るために、3時半頃に駐車場にバイクを停めて街をうろうろし始めました。
駅前に久保田城跡ってのがあって、そのお堀に蓮が見事に咲いていました。もう、いっぱいに・・・。
バックは、噴水です。
で、観光客に混じって、バチバチと写真を撮ってました。

蓮って、誰が撮ってもきれいなんですよネ。

このアングルは、私、大好きなんですよネ。
葉が重なり合って、模様が出来てる。
イイ感じでしょ?
私だけ?

いよいよ、秋田竿燈です。
よくあるアングルなのですが、やっぱりイイですね。
写真だと、静かに見れるのですが、現場では、太鼓と笛と鐘の音が交錯して、アドレナリンが放出されっぱなしです。
そんな意味でも、デジタル一眼様々です。
フィルムだと、1枚シャッターを切ると何十円なんて、コスト計算しながら、シャッター押してましたが、デジタル一眼だと、バチバチ撮れます。
この夜、竿燈だけで、250枚の写真を撮ってます。
これは、ビデオも撮りながらの枚数です。

目の前で太鼓の連打があると、ついついシャッターを切ってしまいます。
太鼓って疲れるんでしょうね。
しょっちゅう交代しています。
躍動感がある一方、半分は、ブレブレ写真です。
あと半分は、後ろ姿。
もう、闇雲にシャッターを切って、その中から良く写っているのを選ぶってやり方です。

竿燈って、今でも蝋燭なんですヨ。
最後にちょっと覗かしてもらいました。
だから、写真的に言うと非常に厳しいのです。
多分、300以上、500本位立ってる竿燈の迫力みたいなのを撮りたかったのですが・・・、これは、幽霊みたいになっちゃった。でも、イイ感じでしょ?

やっぱり、このアングルになっちゃうなー。
腰に乗っけたり、頭に乗っけたり・・・、バランスを如何に取るかがワザなんですよネ。

これは、ブラしてみました。
て、言うか、ブレてしまいました。
躍動感があって、如何にも夏まつりって感じで好きな写真です。
残念ながら、なかなか意図してこんな写真を撮れなくって、色々とやってる中で偶々こんな写真になったってのが現実です。
でも、まあ、色々とやってるってだけでも、まだイイのでは?

竿燈、最後の一枚も、3人の競演です。
音楽が聞こえてきそうな一枚ではないですか?

秋田竿燈、私的には、今回周ったお祭りの中で、最も楽しかったお祭りでした。
ちなみに、有料席がありますが、歩くのが辛いと言う方以外は、動けない有料席より、自由に歩き周れる方がイイですヨ。

ここからは、弘前のねぷた祭りです。
始まる直前、7時頃から、かなり強い雨が降って来て、気の毒な状態でした。
ダシや太鼓にビニールをかけたりして、ちょっと見にくいかな?
ここでも、大きな太鼓に横笛、鐘の音が日本の祭りを演出してくれます。

上の写真みたいな、平面的な役者絵?浮世絵?ばかりと思いきや、ねぶたまつりみたいな、立体的なダシもあります。
だんだんと、影響しあって来たのかな?
でも、内側からどうやって灯りを入れているのかと思うと、大変さが伝わって来ます。

こんな風に、何百ものダシが練り歩く様は、圧巻です。
狭い街なので、なお一層、エネルギーを感じちゃうのかな?
私は、ちょっと大きな交差点で見てましたが、ダシを回したり、ちょっとしたパフォーマンスをしてくれて、楽しかったです。
また、ねり歩いてる人と観客の人が結構顔見知りだったりして、挨拶したり、一緒に何かしたり、撮影したり、楽しそうに街全体で盛り上がっている様子がなお一層イイ感じでした。

太鼓!!
ねぷた祭りで一番素晴らしかったのが、太鼓だった様な気がします。
5連なんて当たり前で、7連、9連なんてのもあって、その迫力って今思い出しても圧巻です。
やっぱり、日本のまつりだなー。

太鼓を叩いている人の半分は女性だった様な気がします。
絵になるのですよネ。このチームだけで、何枚シャッターを切ったか・・・。

ねーっ、イイでしょ

ねぷたの最後も、ダシで・・・。

ここからは、青森ねぶたです。
弘前ねぷた祭りで免疫ができちゃったのか、大きな感動は無かったです。
でも、とにかくでかいです。
だんだん、これでもかって大きくなってきたのでしょうね。
で、もう、個人とか、町内会とか、好きな人の団体とか、そんなレベルでは無くなって来て、企業のバックが無いと太刀打ち出来ないことになっちゃってるって感じがしました。
それで、醒めちゃったのかな?
下のダシもそうですが、大きい、迫力のあるのは、全部企業名が大きく入って、まあ・・・、仕方無いのかな?

ここでも、太鼓が主役です。
でもね・・・、弘前のねぷた祭りとの違いは、大きな太鼓なのに、それにマイクを付けて、なお大きくしようとしている。
太鼓って、こんなに大きな太鼓ってマイクを付けなくっても・・・。
もう、スピーカーから聞く大きな音は、聞き飽きているので、日本の太鼓くらいは、生音で聞かせて欲しいなー。

でも、迫力あります。
来て良かった。


諸データ
総走行距離 3,434km
使ったガソリン 123.9リットル
総合燃費 27.7km/L
宿泊 YH:6泊
BH:2泊
    (8泊9日)
使ったお金 全84,000円(結構ケチケチ旅行です。)
(ガソリン、高速料金、お土産含む)
写した写真 約1,130枚
撮ったビデオ 約3時間16分
ブログ投稿回数 65回 (平均7.2回/日)
天候 殆ど晴れ!
カッパの使用無し。
通り雨:3度ほど雨宿りをした。
事故・違反等 無し。
雨宿り中に、自然にバイクが動き出し、転倒寸前になった。
セーフ!
高速で、後ろから来る覆面パトを発見!走行車線に退避。セーフ!



ちょっと反省&後悔。
会社の友人に進められた、ウミネコ繁殖地の蕪島神社に行けなかった。今度、行こっと。
鳥海山に登れなかった。(まあ、どっちでも良かった)
またまた、横手焼きそばを食べれなかった。(もう、どうでも良くなった)
わんこそばが食べれなかった。(お腹いっぱいだったので・・。計画性の無さ。)
藤沢周平記念館に行けなかった。(元々、予定もして無かった。次回へのメモ)



今回の東北まつりツーでの感想ですが、
1.今回、初めて8月のロングツーリングになりました。
今まで、夏休みを7月、9月に取ってたのは、なるべく観光地が空いている時に行きたいと言うのと、暑すぎるは大変だろうと考えてたからです。
で、8月の暑さですが、やっぱり暑かった。前半は未だ良かったのですが、後半には、快晴になって、太陽の光が暴力的に暑かったです。やっぱり、8月を避けた方が良かった様です。これは、単に、私が楽だと言うだけで無く、バイクでの移動だと言うことで持参する衣類が限られるため、2日〜3日着た切りになるのですが、やっぱり、臭くなるのです。今回、青森ねぶた祭りでは、一箇所に留まって見物してましたが、周りの人はさぞかし臭かったであろうと・・・。ヒンシュクものです。

2.出羽三山を制覇しました。ちょっと大げさですね。でも、月山神社は、1980mですから、もう、登山なんですヨ。前回、羽黒神社に行ってましたから、今回は、湯殿神社と月山神社に行きました。で、特に湯殿神社で感動しちゃったのは、まあ、宗教と言えば宗教なのですが、自然を敬う心からの信仰だと思えば納得できます。まず、湯殿神社では、聖域の写真撮影は禁止されていて、お湯が涌いていることろでお払いをしてくれるのですが、それが如何にも神々しい。私の様なものでも、清らかになった様な気になります。そんなエンターテイメントを演出していると言うのが、感激なんですね。もう、何百年もこのスタイル続いてるのでしょうが、本当に楽しめます。日本の文化の一旦を見せて頂いて、感激しています。

3.実は、今回デジタルビデオを購入しました。Canonのivis HF M31ってやつで、内臓メモリーの32Gに約3時間録画できるってやつです。これが楽しい!写真とはまた別次元の楽しさなのです。旅行に行って、後でその感激をどれくらい再現できるかってことだと思うのですが、ビデオって最高です。で、私、デジタル一眼でちゃんとした写真も撮りたいし、ブログ用にケイタイで投稿用の写真を撮って送らなきゃいけないし、ホームページ用の写真を撮らなきゃなんないし、それに今回ビデオ撮影が追加されて、忙しくなっちゃいました。美しい風景に出会った時、どれを先にするか、迷っちゃいます。でも、またそれが楽しい。動きを表現するものか、静止画がイイのか。悩みの中での楽しみと、帰って来てからの感激の再現・・・。忙しい分、2倍3倍の楽しみになってます。ビデオ、イイですよ。

4.東北まつりについて
あまり、予備知識を持たずに出かけてます。まず心配だったのが、バイクとは言え、駐車できるだろうか?ってことです。弘前と仙台は、市内のユースホステルでの宿泊だったので、歩いて行けることは分かってましたが、秋田と青森は、街の真ん中に、しかもまつりの最中に駐車場を確保出来るかって心配でした。で、結果としては、案ずるよりってやつです。有料の駐車場は結構ガラガラ。多分、車でも何とかなったのではないかと・・。
おまつりですが、秋田竿燈がダントツでちゃんと整備されています。場内の放送が明瞭に聞こえますし、進行もしっかりしています。歩道も混雑して歩けないってことも少なく、本当に担当者の方がちゃんと準備をしているなって感じです。弘前ねぷたまつりは、まあ、地方の町のおまつりが有名になっちゃったって感じですか・・・。雰囲気は、一番イイです。青森のねぶたまつりですが、竿燈と比べて、放送が無かったり、歩道が歩き辛かったり、大企業に依存しすぎてたり・・、ちょっと仕方が無い部分もあるのでしょうが、残念な面もありますネ。でも、日本のまつりのひとつの形を守って、続けてくれていて、観光客を受け入れてくれていることは本当に有りがたいことだと思い、感謝して楽しんで来ました。安心して観光に行けます。行って良かったです。

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